葉隠

一ヶ月半振りに東京に行って来ました。久しぶりに東京芸大の取手校に行くと先端芸術表現の南川君達による『地面の中の家がある』プロジェクトをしていました。



彼らは東京都現代美術館で開催されたワークショップの中で小学校3年生の児童が出したアイデアを実現しようとしている。彼らの行動力と交渉術には驚きだ。
「地面の中の家がある」実現ブログ
http://air.ap.teacup.com/wah13202/



今年の三月まで住んでいたお台場の東京国際交流館にも行って来ました。
世界中から大学院以上の留学生や研究生、政府関係者が集まっているが、普段バカ話しているような友達も、この一ヶ月半の間に元総理に会ったり、海外を飛び回ったりしていた。もしかしたら、ここでの生活は大学院よりも勉強になったかもしれない。



And I saw my friends.
I will go to Germany in September to study.
But sometimes it's not so far for them.
Because their country is in Europe.
Because they often travel or work abroad.
And the importance is not physical distance but psychological one.

Anyway surcharge for the air is so high.

このお菓子、"bueno"という。
以前、フランスの留学生から頂いたものだ。
当初は気付かなかったが、暫くしてふと気付いた。
"bueno"は頭文字を取ると"ueno"になる。

It's my name.

先日、永観堂（禅林寺）を拝観し枯山水に心を惹かれた。
龍安寺の方丈庭園に対してこちらはかなり無機的なフォルムであるが、そこに掛かる松が全体に対して絶妙な美を生んでいる。
西洋のジオメトリックに構成された庭園に対して、枯山水の構造には一見して論理を発見するのは難しいが、かなりストイックな精神世界の境地を感じる。そして、同時に安らぎをも感じるのはやはりこの松のせいか。

その後、訪れた東大寺では南大門の金剛力士像に、今更、日本にもこんな強烈な彫刻があったんだと驚愕した。その後、東大寺大仏殿（金堂）の広目天像と多聞天像を見て再び驚く。彫刻としての技量も然ることながら、鎧の装飾にも一つの世界を感じた。

今、私は客観的にしかそれらを見ることができないが、神が生きていた時代には僧侶も職人も民衆もみんな精神世界に一つのリアリティーがあったのだろう。
努力したところで、当時の主観を獲得できるか分からないが、逆に現代における神とは何であろうか？

一ヶ月ぶりにMaxに会った。
彼はドイツでCMやPVを制作している映像クリエイターだ。
30歳の若さでシュトゥットガルト造形芸術大学の講師でもある。
今回、彼は一ヶ月間坐禅を組みに日本に来ていた。
前回彼に初めて会ったとき、彼は長袖を着ていたから気が付かなかったが、
右肘に大きな手術の痕を見つけた。
彼にどうしたのか尋ねたら、昔、木材が落ちて来て腕を切断したという。
今、彼は自由にその腕を動かしているが、肘から下の向きがややズレている。
夜になって、彼の足首にも手術の痕があることに気が付いた。
彼にどうしたのか尋ねたら、スノーボードでハイジャンプをして故障し、
今そこにはボルトが3本入っているらしい。

彼はクリエイターで教師でもあるが、カジュアルでハイテンションでクレイジーだ。
マジやられた。