先週末の土曜と日曜の二日間、ポツダムで開催された居合いのドイツ全国講習会に参加しました。ドイツ全土の無双直伝英信流の会員達が一斉に集まり、居合いに精進しました。
個人的な事情により、前日から一睡もしないまま参加したのですが、午前10時から午後6時までみっちりトレーニングをした後、もうろうとした意識の中で昇級試験を受けました。ドイツで居合いを始めてから約二年、恥ずかしながら段どころか級さえ持っていませんでした。通常、昇級試験は半年毎に受けられるのですが(昇段試験は異なる)、大学やプロジェクトなどで十分な時間がとれず、これまで試験を受けられませんでした。初めての試験は5級から始まり、合格すれば半年後に4級、更に半年後に3級の試験が受けられます。
広い体育館の中央で、6名の審査員と多くの生徒達が見守る中、かなり緊張したのですが表情だけは五段くらいの有段者の顔をして、五つの型を披露しました。
試験が終わると、同じ道場の先輩達から良かったよ、と声をかけて頂きました。すると、他の道場の初対面の人も僕のところへやって来て、「あなたの居合いはとても素晴らしかったです。」と、褒めてもらったかと思うと、また別の道場の人達が次から次と僕のところへ来て、「とても良かった。」と、声をかけて頂きました。
そして、合格発表。なかなか僕の名前が呼ばれないので、少し不安になっていると、「Tomoyuki Ueno、3級。」という声が聞こえました。初めての試験なので5級の試験を受けたのですが、まさかの二つ飛び級。初受験といえど、これまで2年間居合いを習っていたことと、小学生の頃に剣道を習って姿勢が身に付いていたことが功を制して、なかなかめったに無いらしい二つ飛び級に至りました。その後の夕食会で、審査員の方から「でも、三回分の受験料を払ってもらうよ。」と、お金はしっかり取られることが判明。そこは飛ばなかったようです。
と、いっても三級はまだまだ初級レベル、厳しい修行を続けて早く武士になりたいと思います。
PR
おめでとう!とび級はすごいね。 三回分の授業料はせつないけど。。 ぼくもしっかりきたえて、「すごくよかった」といってもらえるように頑張ります!
そうそう、"継続は力なり"というのを最近改めて思うし、逆に、休み休みでやってると、他の人達に抜かされるだけで、なかなか進まないことを実感したよ。居合いもそうだし、制作や語学とか、あらゆることが。