
ベルリンの壁が崩壊して今日で20周年。
コンサートや、1.5キロの壁跡地に並べられた約1000個の発泡スチロールでできた巨大ドミノなどいくつものイベントが開催された。

ブランデンブルグ門の近くには壁が崩壊する1、2ヶ月前に壁を越えようとして命を落とした人々の記念碑がある。彼らは何のために死んだのか、東側は何のために彼らを殺したのか、壁が崩壊した後となっては悲しくも無意味のように感じる。もっと言えば、壁は何のためになったのか、そもそも戦争は何のためになったのか、全てが無意味だったのか。
今日は何ら特別ではない日になった記念日だ。この20年は普通の日々だったんだ。ただ、この普通の日々を守り続けることが、我々が壁を越えようとして死んでいった人々に対して唯一意味を成し得る行為であり、責任であるだろう。
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