
ここ暫く、ベルリン工科大学で制作をしていました。工科大学のとある研究室に、居合いのプロジェクトの協力を要請したところから始まったのですが、その研究員達が全員とても優しい。みんなとても良く働いてくれるので、ビスケットのセットを差し入れしたところ、同じ人から一日に三回ほど礼を言われた。
土日は通常その研究室は閉まっているものの、僕の大学でのプレゼンに間に合うように、数人の研究員達が来て深夜2時まで作業してくれた。「週末なのに、遅くまで本当にごめん。」と、言うと、「いいんだよ、どうせ僕は家にいてもYoutubeしか見ないんだから。」と、返され、別の研究員も「僕も同じだよ。」と言う。作品ができるころになって、僕はこのプロジェクトを通して、作品以上に大切な何かを彼らから受け取っているのだということに気づいた。
プレゼン当日の朝、彼らや他の友達から僕の携帯に応援のメッセージが届いた。
ありがとう。まだまだ頑張るぜ。