葉隠

もう3ヶ月程前のことになるのだが、ドクメンタについて。今年、５年に一度の美術の祭典がドイツのカッセルにて開催された。街中の様々な美術館や廃墟、公園等が展示会場となる。世界で最も重要な展覧会の一つですが、例えばベニスビエンナーレのようなお金をかけて大物アーティストや現在注目のアーティストがフューチャーされるのではなく、企画としてもっと硬派で政治的である。出品者の中には何十年も前に亡くなっているアーティストや、画家を夢見て逃亡を続けたユダヤ人女性の絵日記のような絵画、科学者による展示があった。



個人的にとても印象深かったのはTheaster GatesとTino Sehgal。Theaster Gatesは第二次世界大戦でダメージを受けた廃墟をシカゴとカッセルからのスタッフ達と共に、インスタレーション、パフォーマンス、トーク等の文化スペースへと変えた。各部屋に滞在スペースやライブステージ、ジャズを演奏する人たちの映像インスタレーションが設置されてる。その隣の建物の地下にTino Sehgalの作品がある。広い地下に入ると、暗くて最初はほとんど何も見えない。多くの他の鑑賞者も同じように室内をさまよっている。ドラムの音がかすかに聞こえると思ったら、実は直ぐ向かいの人がボイスパーカッションをしていた。メロディーが聞こえたかと思えば、それは僕の右側にいた人の口から聞こえていた。この暗室の中では何人ものパフォーマーと観客が完全に混ざり合っていたのだ。観客だと思っていた人が突然踊りだしたり、最後にはパフォーマー全員が一つの音楽と踊りを作り上げていた。作品と日常、あちら側とこちら側の境界を取り去った、とても新鮮な経験だった。

突然ですが、ベルリンでの今日からの展覧会に参加することになりました。
是非、お越し下さい。

2TOTHEPOWEROF2
CREATION 20+5


http://2thepowerof2.com/?page_id=2


Opening 24.08, 18:00-
Uferstrasse 6, 13357 Berlin

2TOTHEPOWEROF2 IS AN EXHIBITION OF A GROUP OF 5 ARTISTS MULTIPLYING TO THE POWER OF 2 IN FOUR PARTS, LOOSELY OUTLINING THE CREATION OF MAN’S CAPACITY FOR CHAOS FROM THE FIRST LIGHT OF THE CREATIONISTS.

WE WILL EXPONENTIALLY EXPAND IN A LIMITED AMOUNT OF TIME IN AN UNLIMITED AMOUNT OF SPACE AT UFERHALLEN IN WEDDING. LOCATION

EXHIBITON & DRINKS: EVERY DAY 20.00

{52 = 25}


FINAL OPENING: 24.08 CREATION 20+5

THE CREATION IS COMPLETE

MANFRED PECKL
MARCUS SENDLINGER
MARC BIJL
GUILLAUME CAILLEAU
NORA LENA MEYER
JEAN-ULRICK DESERT
MIKE GREAVES
TH GRANDI
MARTIN NEUMAIER
ALESSANDRO RAUSCHMANN
CONSTANZE HAAS
KALLE VON KARL
MAX MARION KOBER
JO DICKREITER
ALBERTO BERGAMINI CARLINI
QUIRIN BÄUMLER
PAUL SIMON KRÜGER
NICK BEDNAREK
TOMOYOKI UENO
POLA SIEVERDING

ON THE MIKE:
BLAKE WORRELL

CATWALK:
B-MEN
MANFRED PECKL
MARCUS SENDLINGER
MARC BIJL

SPACE STATION:
PHAROAH CHROMIUM
GÜNTER SCHICKERT
JOCHEN ARBEIT

LOBBY:
MYSTICAL COMMUNICATION SERVICE

ギリシャのミコノス島にバケーションに行って来ました。



雲一つない空と透き通った海水、白い壁と青い窓の家。全てが絵になります。



写真左上はよくポストカードなどにもなっているパラポルティアニ教会。



ドイツではなかなか食べれない魚介類が豊富。ムール貝のパエリア。



島のあちこちにネコがいます。



隣の島は世界遺産のDelos。紀元前の遺跡が残っています。

アーティストのアシスタントの仕事で一週間フィンランドのウリヤラというとても小さな町のさらに20km南の湖畔に滞在していました。



湖の畔のとてもきれいなコテージ。白夜で夜でも真っ暗にはなりません。



一週間、ひたすら空をビデオで撮影。



波が無いときは水面に空が映り込んでとても幻想的でした。そして何より、そこで見た満月が今まで見たなかで一番美しい満月でした。広い空に浮かんだ満月がさらに水面に映り込んで、言葉を失いしばらく見とれてました。



すごい田舎だからか、現地の人がとても親切でした。フィンランド語の響きも可愛かったです。コテージのオーナー宅に猫のファミリーがいました。全てがのどかで平和的。