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葉隠

「 Venice Biennale 」

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2024.05.19 Sunday 19:57

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Venice Biennale

2013.09.22 Sunday 02:48





二年に一度開催される、最も歴史のある芸術の祭典ベニス・ビエンナーレに今年も行ってきました。前回は行けなかったので、4年振りの訪問。この4年の間に自分の中での芸術に関する考え方がまた変ってきたし、日本と欧米の方向性の違いも見えてきたので、ここでビエンナーレがまたどう見えるのかということにも興味があったものの、今回の展示は美術教育を受けなかったり、精神に障害も持ったアウトサイダーと呼ばれる人達の作品や既に亡くなった作家達の作品等も展示され、現代アートの最前線というより、芸術の根源を問うような内容でした。





その中で、昨年のドクメンタにも参加されていた大竹伸朗さんの作品がやはりアウトサイダーとして見えた、というよりそれがキュレーターの目的でもあったのだと思う。個人的にはオランダパビリオンがとても良かった。Mark Manders というアーティストの個展。既製品や自身の彫刻と廃材のようなものを絶妙なバランスで組み合わせ、妙なリアリティーの中に見る者を引き込む。
ドイツパビリオンはなんとドイツ人アーティストを一人も扱っていない。中国人アーティストのAi Weiweiをメインに持ってきたのにはさすがに政治的なものを感じる。彼が中国で逮捕されたときもベルリン芸術大学は彼を客員教授にしました。









4年前に飲んで衝撃を受けたフラゴリーノという、イタリアの現在のワイン法では製造が禁止されているはずのウヴァ・アメリカ種のブドウで作られたとても甘いベニス特産のワインを今回も飲もうと閉店間際にドモーリという歴史ある居酒屋に駆け込んで注文。あまりの美味さに再度衝撃を受けました。普通の甘口ワインとは全く別もので、甘ったるさのない、どこまでもマイルドなお酒。
ビエンナーレでいろいろテキストを集めたので、これからまたドイツで勉強したいと思います。
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プロフィール

HN:
Tomoyuki Ueno
年齢:
42
HP:
性別:
男性
誕生日:
1982/05/11
職業:
artist
自己紹介:
Tomoyuki Ueno

1982, born in Kobe, Japan.
graduated from the Master's program in Inter Media Arts at Tokyo
University of the Arts.
transfered to Art and Media department at Berlin University of the
Arts under DAAD program from 2009.

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