
再びライプツィヒにやって来ました。写真は1813年に連合軍がナポレオン軍を追い返したときの諸国民戦争記念碑。出入口の辺りとかインディー・ジョーンズ的です。
そんなことより、今回わざわざ再度ライプツィヒにやって来たのはGRASSI MUSEUMで開催されていた北斎を中心とした日本の展覧会を見るためです。写実的というよりイラスト的で、でも何か言葉にできない味わいがそこには絶対あって、その味わいこそが日本的なところなんだと漠然と思いました。さらに、隣の展示室では鍔(つば)・目貫(めぬき)・縁頭(ふちかしら)等の刀装具の展示があり、蛸や海老などの装飾が施されているのが粋だった。西洋では普通、装飾はライオンや鷲のような強いとされる動物だったり、花のような美しいものだったりするのに対して、日本ではムカデだったり、例えば徳川家の家紋が葵だったり、決して派手さの追究に陥らないところがよろしいではないか。