今日でドイツに来て丁度2年になる。ここへ来ていったいどれだけ自分は成長したのかときどき疑問になるが、ここで積んだ経験は計り知れず、ドイツで日本の経験と知識が意識的になるように、日本に帰国したときにここでの経験を認識できるようになるんじゃないかと思う。最近やっとドイツに慣れてきたような気がするが、一方で慣れるということは、その分ある感覚が麻痺しているとも考えられる。しかし、身の回りにある不快な状況を自分の感覚を麻痺させることで乗り切るのではなく、その背景にある理由を理解することで、それらを解消するという方が好ましい。いや、不快な状況だけではない、素晴らしいものに何故それが素晴らしのか理由を求めることの方ができていないかもしれない。
日々の努力こそ確実なものはない。一日生きることは、一歩進むことでありたい、と、湯川秀樹の言葉を借りて言うことは簡単だけれど、自らそのような気持ちが湧き出て来るのは、本当に努力をしているときでしかないと思う。努力をして失敗の日々を送りながらも、どうにか前に進む気持ちだと思うのだ。
最近、それなりに生活が充実してきた中で、失敗や新たな問題が起こる事は多い。それはアクションを起こしている証拠だし、問題とぶつかってこそ自分が成長できる機会なんだと落胆せずに思っているが、失敗や問題は努力が足りていない証拠でもある。
こんなことを書いていると、いかにも僕が日々何かと闘っているような印象を受けるかもしれないが、実際はそれなりによく遊んでいます。しっかり遊んで、しっかり制作と勉強をするのが理想なんですが。
反省することと理想を持つことは大切だけれど、今後はここに喜ばしい報告を書けるようになりたい。
PR